ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


僕の味付けは

少し薄味で

素材を生かすと

言うのも随分だ

 

貴方の目前で

捌かれる肉に

僕の祈りなどは

含まれていないよ

 

一口目の幸せに

貴方は喜ぶのかな

僕の臓腑も全て

捧げ終えたところ

 

貴方の好物に

僕の名を呼んでよ

懸念する脳まで

食べ尽くす晩餐で

 

 

「食材の本望」