ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


酷く純粋な少年は

蛇の毒で死んだのだ

その亡骸は砂となり

砂漠の風に運ばれる

 

赤い薔薇は枯れ落ちて

もうその棘は傷つけない

正直だった気持ちだけ

涙のように散っていく

 

砂漠の井戸は永遠に

誰の渇きも潤せず

痛む孤独を見るように

空に冷たい雲が伏す

 

それでは僕は何だろう

視えないものが視えるのは

幸福でないと知っている

それだけの僕は何だろう

 

 

「星の空想家」