ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


深煎りした恋を

夜道で振りかざす

心臓を抉り出して

その鼓動に期待する

 

貴方は冷たいから

僕の砂糖は溶け残る

ミルクを掻き混ぜながら

何度も何度も味を見る

 

血肉と臓物だけが

僕の躰を受け入れる

整頓された貴方でも

テイクアウトは難しい

 

焦がす直前の顛末に

僕は湯気まで愛おしい

惨めな想いは果てて

苦さが美味い歳になる

 

 

「深煎りの恋」