2014-10-31 ■ 僕が恋をしたのは 小説のお化け 完全に運命的な本文 妥協の無い物語 彼女は恋をしている 主人公の優男に 想いが結実する前に 彼は死んだと記される 僕は知っているだけ 夢をただ見るだけ 彼女は僕に気づかない 僕を永遠に知りはしない 僕の想いは文間に灯る 届かぬ事こそ完璧だ だから僕は恋を止めない だから僕の恋は褪せない 「小説のお化け」