2014-10-21 ■ スカートの中から 零れ落ちる詩を 拾い集める僕は ヘンゼルのようだ 小鳥たちが散じて 自動車のブレーキ 少女は気づかずに 詩を流し続ける 僕の両手は真っ赤で 穢れ果てたけど 進路は示されたから 怖いものはない スカートが揺れる 蜃気楼のように 遠くからの君も やっぱり綺麗だな 「スカート」