あの娘を囲んだ虐待に
僕の戦争は始まった
届かなくても拳を振るい
痛くなくても飛びかかる
彼らの前世は略奪者
僕の前世は羊飼い
それから僕は非難され
絆の権威で尊厳を失う
英雄伝には力があった
僕の聖書に強さはない
あの娘は悲しく笑ってる
彼らは仲良く笑ってる
僕は思わず平和を説いた
何を今更、弱きは罪だ
僕の不遜を断罪せしと
本当の痛みが降り注がれる
僕は遂には倒れて動けず
敗戦の為のラッパを吹いた
あの娘は未だに傷つけられて
大切なものを奪われるのに
「僕の戦争」