2014-10-10 ■ 夏の暑さの中で 僕の詩は蹂躙され 何者かの意図で 忌み子だと囃される 遠くの祭囃子は 僕を希薄にさせる この胸の内までも 太鼓の音が掻き乱す 汗を掻いた言葉を 青姦の如く消費して 僕の韻や拍子らは 臆病だと笑われる 秋が偉大であれば 僕は胎児をやり直す 知り顔の詩人たちが 僕の証明を乏しても 「残暑と非才」