ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


サボテンの海を

少女は駆ける

はしゃぎ回って

クルクル踊る

 

痛みは贅沢に

薬液を少々

針は鋭く伸びて

静脈と出逢う

 

サボテンの血で

少女は火照り

真っ赤な海で

幸いを見つける

 

惚けて寝転べば

感情に穴が空き

笑い声が止んで

其処は天国となる

 

 

「蜃気楼の針」