ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


貴方は信じない

僕の中の血肉は

概念の袋詰めで

生に解放されたと

 

パンの代わりに

物語を食べる

それはまるで魔法

観測体系の彼岸

 

跪く夢狂いに

叶える願いはない

安らかなる魂に

真実は必要ない

 

怯える貴方に

僕は孤独を落とす

視えない毒の杯を

今、飲み干した

 

 

「赤い呪術」