ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


燃える少女に

火を点けたのは

悪に恋した

一冊の詩集

 

淫靡で崇高な

肉体の秘密

無邪気で残酷な

精神の輪郭

 

少女の手には

冷たい小鳥を

少女の口には

真っ赤な紅を

 

痛苦の中にて

初めて得られた

悪の美観に

少女は泣いた

 

 

「不相応な悪」