ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


助けての置き場所は

いつか殆ど忘れていた

どんな顔をしていたか

どんな声をしていたか

 

海底に沈む告白も

宇宙を回る憶測も

人の言葉に気が触れて

全て天啓に犯された

 

僕は確かに必要な

誰かの何かがあったのに

透明な毒を吸い込めば

想起の涙も枯れ果てる

 

立ち上がった人らが宿す

美しい暴力性をよそに

僕は宙に浮かんだ言葉を

ポッケに入れてただ歩く

 

 

「哀訴のポッケ」