2014-09-01 ■ 非才で迂回し 風景に苛まれ 道筋を疑えど 失望される僕 凡庸な血を流しては 毒や薬に憧れ病みて 陽なる才気で 僕など見下し 軽率に愛して 求められる彼 天啓の雨で武装した 硬き聖は僕への侮辱 そして一切の矜持も無いまま 僕には彼こそが害悪だと知る この詩は莫迦な悪足掻き この詩は惨めな呪詛呪怨 この詩は僕だけ視る地獄 この詩は彼への拒絶反応 (或いは僕の愛した言葉の 不可視文人たちへの復讐) 「冒涜の瞳」