2014-08-31 ■ ミスリルの小瓶に 精液を満たし 学校の教室の 陽の当たる場所に置く 僕が居なくても 気づかれないように 僕が傷ついても 忘れてしまうように 同級生は騒ぐ 先生は怒鳴ってる お前は勝手に死ねと 帰りの会の議題に上る 僕に花は似合わないから 死ぬ価値を倦ねているのです むせ返る匂いの中で 一人の少女が泣き崩れたよ 「教室の問題」