ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


ノアの標本に選ばれず

善い終末が押し寄せる

僕らは肩組み、唄唄う

それは自作の鎮魂歌

 

海の壁が地を奪う

空飛ぶ鳥は知らぬ顔

見捨てた神も神ならば

僕らは繁栄の捧げ物

 

僕の隣にいる人が

一人一人と消えていく

家族、友人、恋人へ

次第に想いは隠せずに

 

大地の全てを満ち満ちた

その洪水に見合うなら

僕らはきっと魚になるよ

瞳の要らない奈落の魚に

 

 

「ノアにさよなら」