ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


鮮やかな痛みに

色相の混濁を幻視して

辛うじて握った

刃に今日も復讐される

 

背中から生えるのは

天使の翼、金属の羽根

電信柱の恋慕にも

罰を与える義務を持つ

 

壊れない僕には

主治医の言葉も鎖のよう

苦しみながら死ね

不意に痛みが欲しくなる

 

鉄の天使よ、尖った翅脈で

僕を貫き果たして欲しい

鉄骨に潰れた心臓を捧げ

僕は美しすぎる鳥になる

 

 

「痛みの天使」