ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


神様は

季節外れな君と

期待外れな僕を

戯れで作っては

苦しんでる姿を

笑っているのだ

 

赤い涙は

制服を汚してく

青い顔で

手首を傷つける

 

君の言葉が大好きだ

ズレた気持ちは優しくて

 

僕を許してくれるかな

失望の目には慣れないよ

 

神様に

秘密だらけな僕らは

儀式めいてる僕らは

寂しさを忘れて

琥珀色の恋慕に

気づかされるのだ

 

黒いキスで

痕跡を残してく

白い指で

背中を傷つける

 

神様の思う通りに

僕らは反逆を心に決めて

神様の思い違いに

僕らは感謝を心に宿すよ

 

季節は巡るものだから

期待は叶うものだから

 

 

「欠落の禁忌」