2014-08-09 ■ 鳥とは遠き性分に 青い空には嫌われた 僕は羽虫、今日もまた 蛍光灯に息漏らす 僕の群衆が闇になり 星を覆えば孤独だろ 僕は羽虫、命すら 好手の為の布石なり 啄む鳥の美しき 白々しさを侮蔑した 僕は羽虫、生きるには 幾つか害意も必要だ 汚れた羽を震わせて 不快な音で彼方まで 僕は羽虫、其れこそが ただ唯一の悲しき証明 「羽虫」