ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


馬と豚とがキスしてる

僕は手首を刻んでいる

老父の顔の少女が睨む

僕は薬を貪っている

花で囲んだ教室がある

僕は奥歯を噛み砕いている

巨大な子供が親を犯す

僕は巫病に魘されている

 

世界は不幸を求めている

笑えない冗談が溢れている

世界は敗者を求めている

泣けない人類が溢れている

 

 

「ひと息の俯瞰」