ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


蛹のまま死ぬほうが

きっと幸いだったのに

脈打つ悪意を秘めたまま

焚き火の中へと捨てて欲しい

 

僕が広げた背中の羽は

何より美しすぎたから

世界の視野をも魅了して

ただ死の定めをばら撒いた

 

はい、僕は敗北者です

はい、僕は落下物です

はい、僕は加害者です

はい、僕は芸術品です

 

僕が産んだ億千の卵が

貴方の脳みそを喰い破るまで

羽根のもがれた僕が鳴くから

善悪のない誕生日が来る

 

 

「バタフライ」