ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


泣き虫な朝は

陽射しに焦げていく

夢を忘れる為に

繕え、繕え、と唱える

 

憂鬱な午後を

怒鳴る人がいる

僕は恐ろしくて

笑え、笑え、と唱える

 

後悔の夜の

責任は誰もとらない

死んでいく心に

繕え、繕え、と唱える

 

僕は不幸せの

その後の嘘だった

泣くのは馬鹿だから

笑え、笑え、と唱える

 

 

「偽物の僕たち」