ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


沸いた怒りや憎しみは

或いは嘆きや悲しみは

死んだら直ぐに心から

垢のように落ちるから

 

つまりは僕らの魂とは

完全なる死の訪れで

一切の邪心を奪い取り

緩やかに磨かれたものだ

 

無念や失意の喧騒は

死人の胸には宿らない

怨嗟や後悔の慟哭は

神が全てを背負うのだ

 

それでも君が辛いなら

此処で僕と約束しよう

漆黒を許せる己が身を

丁寧に反芻する天上にて

 

大丈夫、怖くはないよ

君ならきっと分かるはずだ

 

 

「漆黒の走馬灯」