ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


口蓋に囚われた僕は

その舌を丁寧に沿わす

唾液の海に溺れながら

歯茎の優しさに寄り添う

 

僕の唇など容易く

引き千切る程の犬歯を

いつも愛して止まない

瞬間、僕は獣になる

 

中指を舐める行為で

鉄の辛味が味わって

齧る甘えが心地よい

濡れた爪先を削る夜

 

暗い部屋の脈動が

僕の心を昂めてく

この熱を浴びて死ねば

恐れる物は何もない

 

 

「口づけは暗闇に」