ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


溶けた鉄が流れ

金剛の骨を持ち

王水の涙を流す

完璧な生き物

 

自らの温度を持ち

自らの重力を受け

自らの速度を保つ

遠き星の友人

 

彼らは青い太陽で

紫色に日焼けして

赤い雨だけ憂鬱な

少し無口な聖職者

 

友よ、君の瞳には

僕らは何と映るのか

姿かたちは醜いか

心の在処は汚いか

 

或いは僕の知るように

或いは僕の見るように

 

 

「宇宙の聖人」