ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


僕は掻き消え

香りが残る

其れに顰めて

避けてく人々

 

生前の頃は

羽音の五月蝿い

亀虫みたいに

詩篇を書いた

 

消える記憶に

途方に暮れて

蘇ったならば

千切れる日々よ

 

そして全てを飲み干して

無力な翅脈で空を望んだ

 

だから大気に

含まれていく

細切れの言葉に

救われるのだ

 

 

亀虫の詩骸」