2014-07-21 ■ 粘土細工の愛情に 僕は両手を汚してる 指で抉った穴を覗けば 遠くの君も綺麗だな 幾重に渡り形を混ぜて 僕は誰しも愛せてた 或いはそれを正すなら 僕は未だに愛を知らない 悪なる愛を倣っては 僕は頭を下げ続ける 其れが粘土に色を塗り テロルな朝を待っている 粘土はいずれ固まって 知った恋すら否定する 渇いた痕に僕を探せば 歪んだ顔が刻まれている 「悪しき粘土の恋」