ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


我が躰に責任はなく

情愛の暴力だけを注ぐ

生命と名付けた症例に

身重のお腹へ針を刺す

 

はじける女の血潮さえ

浴びたら雨と変わらない

傘も差さずに仰ぐなら

育つ花さえ踏みにじる

 

水子の霊を瓶に詰め

からりからりらからりんと

祭囃子に飲み込まれ

からりからりらからりんと

 

そして悪食の果てに立ち

我が生存の意味を失う

全ての足跡に呪詛が咲き

喧騒の中でサカリが笑った

 

 

「悪食」