ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


小指を失ったら

君を強くブテない

血液の色をした

愛が果たせない

 

小指の傷口から

夜がホドかれていく

少しずつ満たして

部屋を切なくする

 

堪らず窓を開けて

夜を逃がそうとする

僕の影は溶けて

紡糸に奪われていく

 

君が僕を忘れる

僕が強くブテないから

毛玉の脳みそに

ラッパの音が響く

 

 

「運命の小指」