ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


文法を間違える才能

自分を見失う才能

食事を散らかす才能

仕事をすぐ辞める才能

 

壊れた神の言いなりに

僕は愚かに年をとる

この才能を愛すまで

あと何十年ほど間違えよう

 

新しい言葉を地に刻み

様々な人に化けつつも

一切れのパンを与えしは

貧しい命の確かな鼓動

 

そして誰より美しく

僕は確かに年をとる

この才能を愛したら

もう何百年でも恐れは無く

 

非才と呼ばれる才能に

しかし手放し難き日々

 

 

「非才エレジー」