2014-05-24 ■ この教室に閉じ込められて 僕らはみんな偽物になる 本物で在ろうとした人だけが 安住の為の迫害を受ける あの娘の清らかな魂に 僕の本質は見抜かれている その腕に走る五線譜には 偏固なメロディが刻まれて 全ての少女が寂しい性器だ 我が身一つで抗っている 割れた硝子の彼らは笑い その核心の理解が出来ぬ だから僕は椅子を蹴飛ばし この寸劇に拍手を贈る 息も止まるような暴力性に ヒトの資格を奪われながら 「剥きだしの学び舎」