2014-05-01 ■ わず、しびとだがげ わず、しびとだがげ 僕の幻視に住む童子が お姉を追って囃してる わず、しびとだがげ わず、しびとだがげ 蜻蛉の羽を毟るよな 罪在る遊戯に騒いでる わず、しびとだがげ わず、しびとだがげ 僕の疲労に住む老婆が 耄碌の心地に怯えてる わず、しびとだがげ わず、しびとだがげ 懐かしき恋の感情さえも 捨てる覚悟に呻いてる 「わず、しびとだがげ」