ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


オヤツに食べた洋菓子で

砂漠になった口の中を

罪を背負いし旅人が一人

彷徨いながら歩いている

 

此処は甘さを知る砂丘

私の甘えで置き去りにした

恋人の味を知るところ

 

此処は辛さを知る砂丘

私の辛辣な見限りで死んだ

我が子の味を知るところ

 

此処は苦さを知る砂丘

私の苦い過ちで歳をとる

母親の味を知るところ

 

旅人は疲れ果て喉に辿り着くと

愚かな追想に涙ながらに祈った

さすれば神は赦しを与えて

ミルクの海で彼を飲み干した

 

そしてその複雑な味わいに

神は非常に満足なされた

 

 

「三時の贖罪」