ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


眩むあの頃に戻りたい

カセットテープは絡まって

今の瞬間に僕は残される

千切れる時を待ちながら

 

傷つけた若過ぎる少女に

次は愛さず近づくまいと

二度も過つ僕ではないと

この蜘蛛の糸に信じてる

 

黒いテープを掴んだら

一気に外へと引き伸ばす

そんな勇気もない僕は

生きてる道理もないでしょう

 

過去は恥だと信じてた

僕は遠回りするVHS

最短距離に憧れて

最先端で死ぬものぞ

 

 

「遠回りするVHS」