ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


春の唄を唄ってる

人食い共めと唄ってる

ケロイド状の色欲が

腐りはじめる土の中

 

春の唄を唄ってる

迷惑共めと唄ってる

青き空が落ちてきて

罪無き者の脳を打つ

 

春の思想で伸びやかに

醜悪な色の花が咲く

摘んでコップに添えたなら

生血が溢れて気に触れる

 

春の唄を唄ってる

死神共めと唄ってる

夏へ歩むが代償に

目覚めた愛を踏みにじる

 

 

「春の唄」