ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


勘違いした蛙が鳴いた

実はそれは僕だった

毎日食べてる蟲たちの

噂話を真に受けて

 

穴倉の底で泳ぐには

自意識があまりに肥大して

小さな空を我が物とする

そんな野望さえ許された

 

つまりは孤独が害悪だ

番いに成り得る雌など居ない

求愛の為の言葉は抜けて

一層我たる野心を燃やす

 

僕は無慈悲な両生類だ

生まれながらの暴虐だ

死にゆく定めの闇で想うは

神は蛙を見くびり過ぎてる

 

 

「尊大にて蛙」