恋と嘘
夢と街
声と雨
君と僕
僕は僕を助けられずに
聴こえる声も覚えがない
街はそれでもご機嫌なまま
露わな恋に夢中になってる
もしも嘘が赤く変われば
この夢だって叶うはず
三月の雨はまだ冷たくて
君を思い出して死んでみる
それは隠し通すべきもの
それは立ち止まるべきもの
それは浴び続けているもの
それは世界と呼べるもの
砕片になった僕ならば
この人生は言葉遊びだ
死ぬに決まった日など無く
陽炎のように消えたくば
「線は幾重に交わって」