ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


人を裏切りながら

通り過ぎて行く言葉の残響

待ってくれよ

置いてかないで

必死に人々の笑い声を抜け出して

手を伸ばした先

眩しからず、ポツネンが

向かい風のように遠くを見据えて

僕の物ではない場所へ行く

 

指先は暗がりを触っている

熱い汗はすぐに冷え切って

吐息も映像に残りはじめる

涙を流すのは惨めだわ

声を殺すのはもっと惨めだわ

今は胎児の真似をして

また微睡みと共犯しよう

ポツネンの先の

白い太陽を浴びるまで

ポツネンの先の

淡いメロディが流れるまで

 

ポツネン、

マイラヴ。

ポツネン、

マイファントム。

 

 

「ポツネン」