2014-02-03 ■ 砂になった殺意に 指先で落書きする ざらつく欠片に 赤く濡れる詩編 本当の夢は 昼間の横断歩道 全ては幻 蜃気楼の痛み 恵まれたものが 踏み外せと願い よろめき歩くは それ以外の路地裏 穴の空いた砂時計 既視感のある太陽 僕は僕のあだびと 言葉はいつもさかしま 「それ以外の路地裏」