ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


宇宙がバラバラに砕けて

貴方とはもう逢えないの

そして僕を大人にしたと

運命が後ろで笑ってる

 

愚かな寝息を立てている

愚かな手紙を書いている

愚かな交尾を繰り返す

そんな貴方が好きでした

 

色づく貴方は誰々に

品性が無く映ったけれど

今ではその失望さえも

冷たい宇宙を温める記憶

 

好きな人の好きな人を

好きにはなれない僕だけど

宇宙が死んだあの日から

貴方の好きを許せていたんだ

 

 

「色呆け少女と壊れた宇宙」