ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


僕の目に映る全ての花を
悲しさを持つまで摘み取りたい
僕は子宮に正しき瞳を忘れた
水溜りに感受性を置いてきた
だから世界が砂漠に変わっても
死にゆく花は目障りなだけ


君に訪れる秋というものが
僕に訪れた事があっただろうか
季節は残酷なものだと知って
機微を知るには限界があった
四季折々とは曖昧なものだ
汗と咳が輪廻する身勝手な状態だ


少女の裸は本能の所有物だった
理性の僕にはオブジェに過ぎない
一枚一枚剥いでいく血肉から
見出すものは親善の感情であり
ポルノは確かに芸術であったが
消費される色味を感ずる他ない


ただ、言葉だけが僕だった
それ以外の美しさは分からなかった
それが正しいと信じ込まされていた
詩人を名乗るにはやはり忍びなく
愛を告げるにはどこまでも白々しい
なのに僕は言葉に言葉を求めずには




「僕が詩人でない理由」