ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


愛が破裂する音がした
百年前の寂しさや
百キロ間の切なさを
誤魔化す為に作られた
僕らのたった一つの愛が


貴方の瞳は陰りを見せて
尋ねるだけの機関になった
僕は理由とその遺伝子を
孕ますだけの装置になった


愛が破裂する音のあと
たった二日の温もりも
たった二ミリの証明も
全て奴隷の寸劇に見えて
僕らの僕らは壊れたの


若き貴方の白い歯に
齧られた鎖骨が疼いてる
若き僕が幾度と説いた
愛着が嘘へと変わってく


愛が破裂をしたならば
一緒に死のうと思ってた
一緒に死のうと思ってた
だけども世界は残酷で
今も恋などを流行らせている




「赤い実はじけた」