ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


美少女フィギュアの頭蓋を
口の中で転がしながら
その淡白な口当たりに
必死で愛を探しているのです


舐めれば舐めるほど
なぞればなぞるほど
その隔たりを意識させられ
唾液が涙のように流れるのです


そんな僕を眺めているのは
僕がナイフで半身にした彼女です
ヴィーナスの如き不完全な美に
僕はそっと手を伸ばすのです


その時確かに駆け巡りました
この手を払いのける彼女の純潔さを
そうです! 愛と言うものは
その観念の中に潜んでいたのです




「キヅタの哲学」