ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


水玉模様の柔肌に
初めて触れた少年の
ソーダ水なセックスは
戦闘服を切り裂く程で
憂国の前に飛び出した
ICBMの核弾頭に
今夜は君と一緒に乗って
復讐の隣でドライブをする


英雄たちは色好む
赤とか青とか黄色とか
僕は水色が好きだから
水面の波を手で掬い
非国民にも唇を濡らし
何れは流し込んだ末
喉に詰まった月の欠片を
第二ボタンの代わりに渡す


自殺を大体5mくらい図って
その線分上は全て選択点
若者の切腹は痛みを回避し
その代り個性に富んでいる
赤紙代わりの留年届けを
片道だけの燃料で振りきり
その側面だけの美しさを讃えたら
いよいよ戦争が始まるのだ




「水色の戦争」