2013-10-18 ■ 彗星に騙されて 街灯りを信じてた 雨が心を追いかけて 涙の無口さに戸惑った 夜と朝に振り回されて 布団の中で溺れてた 秋の景色を一瞥もせず 漫画の台詞に震えてた 貴方の傷口から流れる血を 両手で必死に塞いでた 指の隙間のワインレッドに 僕は僕の正気を失う 作り物が馴染んだ心に 最早生命は不気味に思えた それから僕は意味に目覚めて このようなものになったのだ 「寂しい感性」