ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


夜に架かった虹を渡って
月の裏側へ降り立った
其処でようやく逢えたのは
遠吠えで喉を嗄らした狼少女


月はいつまでも綺麗だから
僕は彼女をワルツに誘う
友に奪われた恋人の唄を
共に奪われた温もりにのせて


虹の袂で眠る愛玩犬も
潤んだ瞳を呼び覚ましている
こんなにパステルな心地には
冷たい空気が宇宙を映す


生傷だらけの裸足を鳴らし
恋は贅沢品だと知らしめた
だから僕らは恋慕を捨てて
地球に回って鼻をすすった




「夜に架かる虹」