ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


彼女が呼ぶ雨風は
便利な世界を浄化する
僕の吐き出す煙草の煙も
迷惑の彼方へ靡かせる


人は見事に負けました
逃げる事すら儘ならず
人喰い鬼の涙の如く
海は罪悪に濡れている


ビルを生やした密林を
全て巻き上げ目が醒める
僕はどうやらいつの日か
古代遺産に住んでいた


そして彼女は掻き乱れ
何にも言わずに消えていく
その影眺めて僕が想うは
雑味を廃した孤独の核心




「26の為の詩」