ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


また統計学的に価値のない
少量の死人が作られる
毎日死体の誕生日
毎日感性の終息日
明日が貴方、今日が僕
あの人だっていつの日か


自殺を企つ若者に
殺人鬼たちは意味を問う
手首の痛みに慣れた日の
心の底に溺る日の
明日が貴方、今日が僕
あの人だっていつの日か


黄色い救急車だと信じていたのは
一匹のモンシロチョウでありました


飽くまで宿命論は定義する
何処かが命を軽んじる
大事な人との永訣は
亡くした愛の終電は
明日が貴方、今日が僕
あの人だっていつの日か




「モンシロチョウ」