ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


言葉を重ねていくたびに
黒い傷跡は増えていく
其れを手首が引き受けて
詩編はリスト・カットする
嘘しか吐けない唇や
終末詩人の自己満足
全てを確かめ受け入れて
詩編はリスト・カットする
ただ其処にある心だけ
泣かせてやると意気込んだ
死の洗礼だと嘯くも
いずれ寂しい大木を抱く
模倣ですらない温もりに
僕はきっと気づけない
赤い涙が流れていたら
少しは痛みを憶えていたの
だから、今夜も、病めた祈りに
詩編はリスト・カットする




「リスト・カット」