2013-08-03 ■ 貴方の首を絞めている時は 腕の筋肉は一つの生き物となり 貴方の思い出し涙が映える 宇宙色の夜景が広がっている そっと貴方は手を伸ばし 僕の輪郭を確かめるように 或いは僕を創造するかのように 優しく交感的に肌をなぞってる 少しずつ貴方は理性を失い 失い続ける湿潤した獣と化す その因果で僕の心を軽く傷つけ 宙に積もったエーテルを蹴飛ばす 早く早くと貴方は急かす 僕の力は最善の法則に則る そして最後に貴方が叫んだ詩は 僕が死ぬまでは未完成のまま 「絞殺間近の詩」