ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


夏の暑さが好きなんて
文学ではないと君が笑う
冬の寒さがもたらす愛を
求めないのは文盲なのだと


平行植物に彩られた
僕の目視する七月に
夏は偉大だと語った詩人の
骸骨が健気に祈ってる


あらゆる物を盗んだ僕は
脳髄に冷たい汗をかく
罪悪は眠りに疎外されるから
僕はせめて寝苦しく生きていたい


照る日差しは僕を老いた少年にして
不正なる白昼夢を刻印する
時に君の散文は美しさを口に含むが
僕の文言には眩しい過ちしかなかった




「悲しい程の夏に」