2013-07-08 ■ 言葉は瞬間性を無視し 発酵した意味を匂わせる 感性と言う名の色彩を使い 塗り潰す事で成立する貴方 詩才とはつまり翼であり 何ものも縛らぬと言う約束である 矛盾した正解こそが求められ 結果的に人は多く死んでいく 詩利詩欲に塗れた僕は 人を殺す程の文体を得られず ただ給料明細のように的確な 承認を待ちて百年を過ごす 貴方は確かに稲妻でした そして僕は水面を揺らす砕石 火花の言語は時に心を引き裂くならば きっと作詩とは復讐だ 「僕が稲妻になれない理由」